(6月13日月曜日) 上昇
NYコーヒー定期は広いレンジで方向感を欠いた値動きを続け、プラス圏で終了した。7月限は立会い半ばに270.00¢を突破したが、産地筋の売りに会って上げ幅を広げることが出来なかった。
7月限は205ポイント安の262.90¢で寄り付いた後、冴えない商いのなか、小刻みな値動きを続けた。午前6時に売り注文誘発を狙った投機筋の売りでマーケットは下落し、この日の安値261.05¢まで後退したが、売りが現れずに反発し、262.50¢まで値を戻した。7月限はその後徐々に値を上げ、立会い半ばに実需筋とファンドの買いを受けて265.00¢を抜き、買い注文を誘発して一気に270.00¢を突破した。この水準で産地筋の大量の売りが現れて上昇の頭を抑えたが、実需筋の買いも止まずにマーケットは暫く270.00¢付近を維持すると、新規の買いで再び上昇してこの日の高値270.65¢まで値を上げた。高値で利益確定の売りと産地筋の売りが現れてマーケットは値を下げたものの、267.50¢付近で実需筋の買いに支えられ、プラス圏を維持して終了した。
本日現在の受渡し可能な認証在庫は前日比1,410袋減の1,671,480袋。
セツルメントは7月250ポイント高の267.45¢、9月215ポイント高の270.50¢、12月200ポイント高の274.50¢。
最終推定出来高30,607枚、オプション出来高9,065枚。
(6月14日火曜日) 乗り換え商いが行われるなか上昇
この日のNYコーヒー定期は不安定な値動きとなり、プラス圏で終了した。7~9月限の乗り換え商いが出来高の大半を占めた。9月限270.00¢の下値では実需筋の買いが現れたが、272.00¢を抜くと買いが消えた。その一方、高値では産地筋の小口の売りが出た。アラビカ種の供給不足が懸念されることからNYコーヒーマーケットは堅調に推移しているが、ロンドンマーケットでは産地筋の売りにより(ロブスタ種の)価格が大きく下がっている。
9月限は45ポイント高の270.95¢で寄り付いた後、小刻みな値動きを続けたが、午前6時に投機筋の纏まった売りで下落、270.00¢水準を下回ってこの日の安値268.10¢まで値を下げた。安値で実需筋の買いが入ってマーケットは反発、投機筋の買いも加わって272.50¢まで値を上げた。この値で産地筋の売りと投機筋の利益確定の売りが出て9月限は270.00¢まで後退、その後は7~9月限の乗り換え商いが行われるなか一進一退となった。正午にマーケットは270.00¢付近まで後退したが、実需筋の買いで反騰し、この日の高値272.75¢まで値を上げた。高値で再び産地筋の売りと利益確定の売りが現れて、9月限は上昇の頭を抑えられたが、前日終値を上回ったまま終了した。
本日現在の受渡し可能な認証在庫は前日比70袋増の1,671,550袋。
セツルメントは7月180ポイント高の269.25¢、9月180ポイント高の272.30¢、12月175ポイント高の276.25¢。
最終推定出来高17,467枚、オプション出来高7,037枚。
(6月15日水曜日) 米ドル高とギリシャの財政危機を背景に急落
この日のNYコーヒー定期は、立会い終盤にファンドの手仕舞い売りを浴びて急落した。ギリシャの財政危機を材料に世界中の金融市場が値を下げたことと、米ドル高が商品相場を圧迫した。これに加えて、今日発表された一連の指標が米国経済の悪化を示していたこともマーケットを押し下げた要因であった。
9月限は115ポイント安の271.15¢で寄り付いた後、直ぐに反発して前日終値を回復し、午前6時にこの日の高値273.00¢まで値を上げた。高値で買いが途切れ、投機筋の売りでマーケットは反落、立会い半ばに270.00¢を下回ったが、実需筋の買いに支えられてなんとか271.00¢付近まで値を戻すと、その後はこの水準付近で小刻みな値動きを続けた。正午に金融市場とエネルギー市場の急落を材料にしたファンドの大量の手仕舞い売りが現れて7月限は急落、実需筋に買い支えられる場面もあったが、午後1時に産地筋の大量の売りが現れて再び下落に転じ、この日の安値263.45¢まで値を落とした。安値で売りが途切れ、マーケットは何とか265.00¢水準を回復したものの、前日終値を大きく下回って終了した。
立会い終了後に発表された5月末現在の米国生豆港湾在庫は、前月比75,366袋増の4,426,657袋であった。
本日現在の受渡し可能な認証在庫は前日比70袋増の1,671,550袋。
セツルメントは7月660ポイント安の262.65¢、9月645ポイント安の265.85¢、12月605ポイント安の270.20¢。
最終推定出来高27,707枚、オプション出来高8,745枚。
(6月16日木曜日) 続落
この日のNYコーヒー定期は、投機筋と産地筋の売りに圧迫されて下落した。マーケットは260.00¢の下値を目指した値動きとなるなか、実需筋は買いを入れる水準を引き下げた。先日発表された米国生豆港湾在庫は、マーケットに全く影響を与えなかった。9月限は前月のレンジの安値付近まで値を下げており、260.00¢を下回れば、大きな値動きが予測される。
9月限は15ポイント安の265.70¢で寄り付いた後、投機筋の買いでこの日の高値267.65¢まで上昇したが、産地筋の売りに会って反落し、寄り付き水準まで後退した。午前6時に投機筋の売りでマーケットは265.00¢を下回り、売り注文が誘発されて263.00¢まで下落したが、実需筋の小口の買いに支えられて、暫くこの水準付近で揉み合いとなった。しかし午前8時に纏まった売りが出て、実需筋の買いを控えると7月限は急落し、立会い半ばにこの日の安値260.55¢まで値を落とした。安値で投機筋と実需筋の買いが現れてマーケットはやや値を戻すと、その後は乗り換え商いが行われるなか大引けまで小刻みな値動きを続け、前日終値を大きく下回ったまま終了した。
本日現在の受渡し可能な認証在庫は前日比7,955袋減の1,662,970袋。
セツルメントは7月475ポイント安の257.90¢、9月470ポイント安の261.15¢、12月495ポイント安の265.25¢。
最終推定出来高25,854枚、オプション出来高16,178枚。
(6月17日金曜日) 産地筋、投機筋、ファンドの売りで急落
この日のNYコーヒー定期は、産地筋の売りと投機筋、ファンドの手仕舞い売りで急落した。実需筋は今日も買いを入れる水準を引き下げた。投機筋は商品相場全体が天井を打ったとの思惑から手仕舞い売りを出した。7月限の受け渡し通知開始日まで1週間後をきっているにもかかわらず、未だに大量の未清算残高がある。これはショートポジション保持者が喜んで現物をデリバリーするためと見られ、このことがマーケットを圧迫している。9月限250.00¢水準では、産地筋の売りが減ると思われる一方、実需筋の買いが現れることが予測される。
9月限は15ポイント安の261.00¢で寄り付いた後、直ぐに260.00¢まで後退したが、実需筋の買いに支えられてこの水準を維持した。午前6時に投機筋の買いでマーケットは徐々に値を上げ、午前9時にこの日の高値264.25¢まで値を上げた。高値で産地筋の売りが出て9月限は反落、260.00¢まで後退したところで投機筋の手仕舞い売りを誘発し、257.50¢まで急落した。この水準で実需筋の買いが入ってマーケットは揉み合いとなったが、午前10時半に実需筋の買いが消えて再び下落、253.00¢まで値を落とした。この水準で内部要因を反映した買いが入って9月限は反発したが、その後再び下落に転じ、午後1時にこの日の安値252.15¢まで後退、そのまま安値付近で終了した。
本日現在の受渡し可能な認証在庫は前日比1,450袋増の1,664,420袋。
また、この日発表された取組み残高報告で6月7日現在のファンドのポジションは、ロングが28,688枚、ショートが10,992枚で差し引き17,696枚の純ロングと判明した。
セツルメントは7月835ポイント安の249.55¢、9月865ポイント安の252.50¢、12月855ポイント安の256.70¢。
最終推定出来高30,540枚、オプション出来高17,302枚。