(4月18日月曜日)NYコーヒー定期は、産地筋と投機筋の売りを浴びて急落した。7月限は立会い半ばに上昇したが、293.00¢以上で買いを集めることが出来ずに反落した。世界中の金融市場が急落したことが、商品相場でファンドの売りを誘った。
7月限は10ポイント安の291.00¢で寄り付いた後、直ぐに289.00¢まで後退したが、実需筋の買いに支えられてなんとか290.00¢を回復し、その後は乗り換え商いが中心となるなか、暫く小刻みな値動きを続けた。午前8時に商いが活発になるとマーケットは上昇してこの日の高値293.10¢にタッチしたが、買いが途切れ、投機筋の利益確定の売りを浴びて290.00¢まで後退した。この水準で実需筋の買いが入ったものの、投機筋が売りで7月限は寄り付き直後につけた289.00¢を下回り、産地筋の売りが引き出されて287.50¢まで後退した。ここで実需筋の買いが入ってマーケットは下げ幅の一部を取り戻したものの、売りが止まずに再び下落に転じ、285.80¢まで値を下げた。この値で売りが消えて7月限は287.00¢まで値を戻し、暫く揉み合いとなったが、大引けの直前に再び軟化してこの日の安値285.70¢まで値を落とした。安値で実需筋の買いが現れてマーケットは288.00¢付近まで回復したものの、前日終値を大きく下回ったまま終了した。
本日現在の受渡し可能な認証在庫は前日比2,034袋増の1,567,337袋。
セツルメントは5月365ポイント安の284.45¢、7月370ポイント安の287.40¢、9月370ポイント安の289.85¢。
最終推定出来高33,755枚、オプション出来高5,683枚。
(4月19日火曜日)NYコーヒー定期は、立会い後半にファンドの買いとショートカバーを受けて急騰した。寄り付き直後に7月限はやや値を下げたが、286.00¢水準で実需筋の買いが入って反発した。5月限の受け渡し通知開始日を明日に控え、投機筋はショートカバーを行った。多くの生産国のトレイダーたちは、イースターの祝日のためマーケットに姿を現さず、7月限は今週中にも300.00¢に到達する可能性がある。4月22日(金曜日)は聖金曜日の祝日のため、NYコーヒー定期は休場する。
7月限は10ポイント高の287.50¢で寄り付いた後、投機筋の買いでわずかに値を上げたが、買いが続かずに反落してこの日の安値286.00¢まで後退した。安値で実需筋の買いが入ってマーケットは290.00¢付近まで上昇し、その後はこの水準付近で小刻みな値動きを続けた。立会い半ばになっても実需筋の買いが止まずにマーケットは292.00¢まで上昇、利益確定の売りが出て290.00¢まで後退したが、この水準で大量の買い注文が引き出されて再び上昇に転じ、294.00¢まで値を上げた。この値で大量の産地筋の売りが現れて7月限は上昇の頭を抑えられたが、買い注文も止まずに暫く294.00¢付近で揉み合いとなった。大引けの1時間前にマーケットはショートカバーを受けてわずかに上昇してこの日の高値294.65¢に到達し、そのまま高値付近で終了した。
本日現在の受渡し可能な認証在庫は前日比3,511袋増の1,570,848袋。
セツルメントは5月675ポイント高の291.20¢、7月685ポイント高の294.25¢、9月685ポイント高の296.70¢。
最終推定出来高30,341枚、オプション出来高9,268枚
(4月20日水曜日)NYコーヒー定期は実需筋、ファンド、投機筋の買いで上昇し、約定最高値を更新した。インフレの懸念と金融、エネルギー、鉄のマーケットが総じて大きく値を上げたことが、商品相場でファンドの買いを誘った。7月限300.00¢以上では、多くの生産国がイースター休暇中にもかかわらず、大量の産地筋の売りが現れた。3連休を前にした明日の取引は、トレイダーたちがポジション整理を行うことが予測され、安定感を欠いた値動きになると思われる。22日(金曜日)は聖金曜日の祝日のため、NYコーヒー市場は休場する。
7月限は前日終値と変わらずの294.25¢(この日の安値)で寄り付いた後、実需筋の買いで上昇、295.00¢を抜いて投機筋の買いを引き出して徐々に値を上げた。午前8時にマーケットは299.00¢まで上昇、この水準で利益確定の売りが出てわずかに値を下げたが、ファンドの買いで再び上昇して300.35¢まで値を上げた。この値で産地筋の売りと利益確定の売りが出て7月限はやや値を下げたものの、立会い半ばを過ぎて金融市場が強含んで寄り付いたことがファンドの買いを誘い302.00¢まで上昇した。この水準で産地筋の売りが現れて7月限はわずかに値を下げたものの、買いも止まずに上昇に転じ、約定最高値の302.50¢に到達した。高値で買いが細ってマーケットは299.00¢まで後退したが、その後は大引けまでこの水準付近で一進一退を続け、大きな上げ幅を維持して終了した。
本日現在の受渡し可能な認証在庫は前日比3,878袋増の1,574,726袋。
セツルメントは5月320ポイント高の294.40¢、7月520ポイント高の299.45¢、9月535ポイント高の302.05¢。
最終推定出来高23,122枚、オプション出来高17,819枚。
(4月21日木曜日)NYコーヒー定期は、3連休を前にトレイダーたちが手仕舞い売りを出したことにより急落した。7月限は立会い開始直後に投機筋の買いで300.00¢を突破したが、買いが続かずに反落した。実需筋の買いはほとんど入らず、マーケットは手仕舞い売りに圧迫されて295.00¢を下回った。明日は聖金曜日の祝日のため、NYコーヒー定期は休場する。
7月限は30ポイント安の299.15¢で寄り付いた後、投機筋の買いでこの日の高値300.55¢まで上昇したが、買いが続かずに手仕舞い売りを浴びて297.00¢まで後退した。マーケットはわずかに値を戻した後、暫く小刻みな値動きを続けたが、午前8時に新規の手仕舞い売りを浴びて296.50¢まで値を下げた。立会い半ばに7月限は反発して297.50¢まで値を戻したが、立会い後半になって手仕舞い売りの量が増えたことにより下落に転じ、正午に295.00¢水準を下回って売り注文を誘発し、この日の安値293.75¢まで値を落とした。安値で実需筋の買いが入ってマーケットはやや値を戻したものの、295.00¢水準を回復できぬまま終了した。
セツルメントは5月310ポイント安の291.30¢、7月490ポイント安の294.55¢、9月480ポイント安の297.25¢。
最終推定出来高11,826枚、オプション出来高9,627枚。