(6月25日月曜日) 実需筋の買いで上昇
この日のNYコーヒー定期は、実需筋と投機筋の買いを受けて上昇した。金融市場が弱いことを背景にした売りで9月限はマイナス圏での変動を続けたが、立会後半に供給量を懸念した買いで反騰した。
9月限は10ポイント高の156.00¢で寄り付いた後、投機筋の売りを浴びて下落し、この日の安値154.10¢まで値を下げた。安値で売りが細り、マーケットは反発を試みたものの、買いが続かずに再び安値付近まで後退した。金融市場が弱含んで寄り付いたにも関わらず、9月限は実需筋の買いで上昇に転じ、立会半ばにプラス圏に浮上した。マーケットはその後暫く産地筋の売りに上昇の頭を抑えられ、157.50¢以下で小刻みな値動きを続けたが、大引けの直前にファンドと実需筋の買いでこの日の高値159.25¢まで上昇した。高値で大量の利益確定の売りが出たものの、9月限は高値付近を維持して終了した。
本日の認証在庫は前日比3,588袋増の1,611,235袋。
セツルメントは7月355ポイント高の158.70¢、9月285ポイント高の158.75¢、12月285ポイント高の161.95¢。
推定出来高14,094枚、オプション出来高6,317枚。
(6月27日水曜日) 産地筋の売りで下落
この日のNYコーヒー定期は、実需筋と投機筋の買いで立会半ばに大きく値を上げたものの、その後産地筋の売りに会って反落し、マイナス圏で終了した。多くのトレイダーが、今日の値動きがマーケット反転のキッカケになると懸念する一方、明日は9月限170.00¢の高値に向けた値動きになると予想する向きもいた。
9月限は10ポイント安の165.75¢で寄り付いた後、投機筋の売りで午前6時にこの日の安値162.75¢まで後退したが、実需筋の買いで164.00¢を回復し、暫く揉み合いとなった。午前8時半になって実需筋の買いが増えてマーケットは上昇、前日終値を突破して買い注文を誘発し、午前9時にこの日の高値168.55¢まで上伸した。高値で産地筋の大量の売りに会ってマーケットは反落、投機筋の売りも加わって正午に164.00¢まで後退した。大引けの直前に9月限は反騰を試みたものの、値を上げることが出来ず、前日終値を下回ったまま終了した。
本日の認証在庫は前日比2,625袋増の1,618,219袋。
セツルメントは7月90ポイント安の164.50¢、9月90ポイント安の164.85¢、12月85ポイント安の168.10¢。
推定出来高18,006枚、オプション出来高4,168枚。
(6月28日木曜日) 産地筋の売りで続落
この日のNYコーヒー定期は、終日産地筋の売りに圧迫されて値を下げた。9月限は165.00¢水準を維持できず、内部要因を反映した売りが加わった。明日は9月限160.00¢の下値に向けた値動きが予測される。
9月限は5ポイント安の164.80¢で寄り付いた後、直ぐにこの日の高値165.15¢にタッチしたが、産地筋の売りで163.00¢まで後退し、暫く揉み合いとなった。午前8時に産地筋の売りでマーケットは下落、161.00¢まで値を下げたところで一旦は実需筋の買いに支えられたものの、再び軟化してこの日の安値160.85¢まで後退した。安値で売りが途切れて9月限は反発したが、164.00¢で産地筋の大量の売りに上昇の頭を抑えられ、その後は大引けまで163.00¢付近で横ばいとなった。
本日の認証在庫は前日比1,082袋減の1,617,137袋。
セツルメントは7月150ポイント安の163.00¢、9月180ポイント安の163.05¢、12月190ポイント安の166.20¢。
推定出来高13,424枚、オプション出来高10,540枚。